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精神科デイケア“アミーゴ”では、様々なプログラムがありますが、毎週金曜午後は“選択プログラム”が固定で入っています。
https://www.ko-yo-kai.jp/miyoshi/pdf/amigo.pdf
選択プログラムでは、“選択プログラムミーティング”が毎月の第1週に入っており、そこでメンバー皆で次月に行なう内容を決める方式となっています。
5月より、“選択プログラムミーティング”の形式が変更となりました。
採用してほしい内容を持つメンバー各々がプレゼンテーションし、プレゼンテーションされた内容をもとに全員が1票ずつ投票し、多い得票数の内容が採用される、という形式です。
5月のミーティングでは、デイケアセンター内で行なう内容として4つの内容がメンバーからプレゼンテーションされ、『オセロ大会』『脳トレ』が初採用となりました。
先日、『脳トレ』プログラムが実際に開催されました。
その実施においては、その案をプレゼンテーションしたメンバーが中心となって、その内容を企画する、という決まりとなっています。
そこで、ミーティングの場でプレゼンテーションをした小関さんが中心となって、この日の『脳トレ』プログラムを行ないました。
準備段階から当日の司会まで、全てを担当しました。
まずは、パソコンを使ってインターネットから『脳トレ』の素材になりそうなものを探すところから始めました。
小関さんはパソコンには慣れていないため、パソコンに比較的慣れているメンバーのSさんが小関さんに頼まれ、パソコンで検索をし、素材をピックアップしました。
開催当日の前の日までも、材料の中からどの材料を実際に使うかの選別などの準備を、Kさんとともに行ないました。
当日も、マッチ棒クイズに用いる材料のストローの準備などを行ないました。
いざ『脳トレ』プログラム開始後は、板書と司会進行もつとめ…
参加なさったメンバーたちも、楽しく頭を使いました。
終了後の、小関さんからの感想です。
司会ではあまり緊張はしなかった。
みんな楽しんでやってくれたのかな、と思う。
いつもレクではスタッフが企画してやってくれてるけど、大変なことなんだな、と思った。
またやりたい、とはなかなか言えないけど。
ただ、司会や企画を楽しくやれて良かった。
Kさん・Sさんに助けてもらったのが大きかった。
頑張ってやってよかったな、と思う。
今回の小関さんのように、メンバーには多くの力があると、私は信じています。
そこで、必要以上にスタッフが“やってあげる”のは、メンバーが力を発揮するのを妨げてしまうリスクがあると私は考えています。
小関さんは「仕事をしたい」という希望を持っていますが、このように役割を十分に担えたことが、仕事をすることへのステップアップにつながること、そして、いざ仕事をする場面においても役立ってくれたらいいな~と、支援者として感じた、選択プログラムでした。
精神科デイケア“アミーゴ” スタッフ
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