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精神科デイケア“アミーゴ”では、様々なプログラムが行なわれています。
その中に、物を作ったり表現したりする“創作”のプログラムがあります。
その“創作”の活動の中の1つとして、“プラ板”作品作りがあります。
“プラ板”は、プラスチックのシートを用いて絵柄を元にした縁取りや色塗りをし、オーブントースターで焼くことで縮んで硬くなり、キーホルダーなどにできる、というものです。
外部のフェスティバルなどのイベントにおいて作品を販売することも念頭に置き、作品のレベルを少しでも上げていくことを目標に掲げ、メンバーは参加しています。
“プラ板”は大体決まった方がいつも行なっていますが、プラ板に参加するメンバーを増やしたいということ、レベルの高い物を作れる人を発掘することを目的として、“プラ板選考会”が行なわれました。
“プラ板選考会”では、くじで引いたデザインをプラ板の作品にし、完成後に全作品を陳列し、良いと思う作品に各人が投票する、という形式で行なわれました。
8月に第1回が行なわれましたが、今回は第2回が開催されました。
第1回の内容はこちら(プラ板作品の作り方の手順も、第1回の記事をご覧ください)
“プラ板選考会”には、日頃プラ板を行なっている人はもちろん、日頃行なっていない人も加わり、多くのメンバーが参加しました。
デザインは、クリスマスから年末年始にちなんだものを扱いました。
各人の作品完成後、全作品を掲示し、投票をして上位入賞作品を決め、全体の場で発表しました。
4位タイ『駒』
4位タイ『みかん』
2位タイ『まねきねこ』
2位タイ『クリスマスケーキ』
1位『鏡餅』
入賞した方々は、自分の作品が他者から高い評価をされるという経験になったと思われますが、この体験により、日頃プラ板をやっていない人が今後やる方向に向くことを期待しています。
また、今回はプラ板選考会という形で行ないましたが、プラ板に限らず、何かの技術の発揮や向上に向けて目標を設定して進んで行くというのは、人生において常について回るものでしょう。
その過程をデイケアの場で体験することもリハビリテーションであり、精神疾患を持った方のリカバリー体験だとスタッフは考えています。
精神科デイケア“アミーゴ”
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