月間アーカイブ
こんにちは、作業療法です。
プログラムの中にはグループ活動という、集団でゲームを行っています。
ゲームには二人で協力して行う事や、個人戦で行うものがあります。
今回は個人戦で、輪ッカーリングというものを紹介していきたいと思います。
大きな模造紙に点数が描いてあるのでそれを狙って、輪っかを投げていきます。
輪投げには様々な材質の物があり、滑りやすい物や摩擦が掛かりやすい物があります。
患者様方は材質によって投げ方を変えて、輪投げの様に投げたり、しゃがんで床に滑らすように投げている方がいました。
それぞれのやり方で高得点を目指し、ゲームを楽しめて良かったと思います。
ゲームを楽しんでもらうことだけでなく、患者様には集団内で役割をもって取り組んでいる方もいます。
役割としては、患者様が投げた輪っかをスタッフと共に拾う事、他の患者様の出した点数を記録していく内容です。
最初の声掛けはスタッフからで、その声掛けに対して手を挙げてくれたり、患者様より「私やりますよ」と自身から声をかけてくれる方がいます。
このように役割をもってもらうことで、退院後の社会生活でも仕事中等自身から率先して手伝ったり、集団内での協調性が養われると思います。
プログラムの最後まで行うことで、本人の自信の向上や達成感の獲得に繋がれば良いですね。
プログラム終了後の片付けもしました。
輪っかや模造紙の周りの重りをしまったり、写真の様に模造紙を協力して丸めてくれました。
グループ活動では上記の様にゲームを楽しんでもらうことと、役割を持って取り組んでもらうことを重点にして実施しています。患者様の中には気持ちが落ち込んでいたりして、ゲームに参加しているだけでも精一杯というかたもいます。そういった方には見学から始めて、自信がついてきたら行うようにします。集団が苦手な方がいるときは、少し離れた場所から見て過ごします。それぞれの患者様の状態に合わせてグループ活動の時間を過ごしています。
幻聴など症状が普段の生活の中で出てしまう方も参加しています。グループ活動の時間だけでも集中していただいて、その症状から離れられれば良いと思います。
日中はベッド上にいて、寝てしまう傾向にあります。グループ活動をきっかけに離床し活動を促していき、夜はきちんと眠れるように、日々の生活リズムを整えていくこともできれば良いと思います。
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