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こんにちは、作業療法です。
今回は、グループ活動で初めて実施したモルックについて、紹介していきたいと思います。
ルールは、木の棒を投げて、木製のピンを倒していく内容です。
ピンを1本倒したら、ピンに書いてある数字が点数となります。
ピンを2本以上倒したら、倒した本数が点数です。
ピンを倒していき、点数が50点か30点ピッタリに到達したら、そのチームが勝ちです。
決められた点数を超えてしまった場合は、その点数の半分の得点からやり直すことになります。
初めて行う内容のゲームでもあり、患者様方は慣れない様子でした。
イラストを使い、スタッフの説明もありながら取り組んでいきました。
ゲームを何セットか行っていくうちに、患者様の中にはあと何点取れば”50”点、”30”点に到達するかなど、自分達で計算するようになり、何番の棒を狙うべきか等、発言している方がいました。ゲームを理解し、楽しんでくれて良かったと思います。
チーム内で誰がまず投げるか、それを決めるリーダーの役割を自然にしてくれました。
スタッフの促しによりゲームの途中で、各チームの点数を見てもらい、あと何点取れば到達するか確認しました。
決められた点数を超えてしまうと、患者様から「あともう少しだったのに」と発言があり、悔しい様子もありました。
自身で倒したピンは、患者様自身に立て直していくようにし、自立心を持ってもらいました。
モルックを行う事で、患者様同士の交流のきっかけ作り、協調性の向上、運動不足の解消、計算能力の向上、楽しみ、達成感の獲得に繋がってくると思います。
今後も、頭と体を使うようなゲームを取り入れて、患者様に楽しんでもらいたいと思います。
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