ココロの健康

三芳病院

カラダの健康

南房総ファミリアクリニック

介護サービス

介護老人保健施設 光栄館

訪問看護 【まごころ訪問看護ステーション】

医療法人 光洋会
スタッフブログ
採用情報
お問い合せ

ホームスタッフブログ > 三芳病院ブログ

光洋会グループ

スタッフブログ

月間アーカイブ

三芳病院ブログ

> 南房総ファミリアクリニック
> 光栄館

表現すること

2021.11.28

精神科デイケア“アミーゴ”では、“表現”に関わるプログラムがいくつかあります。

常日頃行っているプログラムとしては、“創作”があります。

塗り絵

IMG_9916

プラ板作品

IMG_9917

描画

IMG_9913

などです。

 

また、“ピアサポートグループ関連グループ”としての“RC”というプログラムも、月に1~2回開催されており、その時々に参加メンバーでスピーチするテーマを決め、各人が考えや思いをスピーチしていく、他の参加メンバーは黙って耳を傾ける、という形式で行われており、これも“表現”に関わるプログラムの1つです。

 

先日、“思いの表現”を狙って、レクリエーションプログラムの枠で、“川柳名人戦”を行いました。

川柳名人戦は2回目の開催でしたが、今回のテーマは“休日の過ごし方”でした。

様々な句が詠まれましたが、その中でメンバーからの得票数が多かった句を紹介します。

 

「休日は テレビにごろ寝 日が暮れる」

 

「洗濯と 掃除をしたら ラーメンだ」

 

「コントレイル 敗けても強し 夢乗せて」

 

どの句も、詠んだ人の休日の過ごし方の情景が思い浮かぶ内容になっています。

 

川柳名人戦での川柳は、詠んだ人それぞれがその句の解説も皆の前で行いました。

思いを表現し、それを他者が聴く、という形です。

 

前述の創作も然りで、思いを作品に表現し、それを展示もしくは販売することで、他者に見てもらう、という体験です。

ピアサポートグループ関連グループも、思いをスピーチし、それを他者に聴いてもらう、という体験です。

 

精神疾患を持つ人の中には、思いが上手く表現・処理し切れずに症状につながっている人もおり、そういう特徴を持った方に私は時折出会います。

また、精神疾患を持つ人が、その人の持つ思いを周囲の人に受け止めてもらえる経験がどうしても少なくなるな~と私は感じます。

精神科デイケアでは、そのような機会を取り戻す経験の1つとして、プログラムが役立ってくれたらいいな~と私は思っています。

 

精神科デイケア“アミーゴ” スタッフ


月間アーカイブ

プライバシーポリシー

Copyright © 2016 医療法人 光洋会. All rights reserved.