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精神科疾患に関する薬を飲んでいると、副作用で体重増加が生じることも時にあり、糖尿病発症のリスクも高まります。
実際、精神科デイケアアミーゴでも糖尿病を持っている方は多くおり、糖尿病ではないも肥満度合いが高い方も多くいます。
糖尿病が悪化すると命にも関わり、肥満は様々な生活習慣病の発症リスクを上げるため、自身で自身の健康をコントロールできるための知識を得てもらうことを狙い、糖尿病に関する学習会を企画しました。
司会のスタッフがスライドの画像を使ってレクチャーしていきました。
血糖値が高くなるとどのようなことになるのか、どのような合併症が生じるリスクが高まるのか、などの知識提供も行いました。
また、日頃どれくらいのエネルギー量なのかを深く考えずに食べたい物をつい食べてしまうことが起きがちですが、どれくらいのエネルギー量のものを食べているのかを知るために、クイズ形式でも進めました。
食べたもののエネルギーを消費するにはどれだけの運動が必要なのかについても、クイズで学びました。
勉強会終了後、糖尿病をお持ちのある方に尋ねたところ、食べたもののエネルギーを消費するのに必要な運動量の内容が特に印象に残ったと語っていらっしゃいました。
他の参加者は、他の内容が印象に残ったと語っていらっしゃり、学習会に参加した人それぞれで様々な内容が印象に残ったようでした。
精神科での支援は、希望を取り戻す・実現するための支援をする、ということが基本となりますが、「好きなものを好きなだけ食べたい」という希望も確かにあるでしょう。
ただ、そのように思っている人でも、それだけが希望ではなく、身体がなるべく健康でいてこそ実現したい希望も持っているでしょう。
一般就労を実現したい、旅行に出かけたい、好きな趣味を楽しみたい、少しでも長生きしたい、など…。
そこへ向け、糖尿病を悪化させないこと、糖尿病発症に至らないようにすること、肥満度を下げることは非常に重要ですが、今回の学習会がそこへの第一歩となる通所者の方がひとりでも多くいたらいいなと感じた、今回の『糖尿病を知ろう』の学習会でした。
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