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精神科デイケアアミーゴでは、カラオケが人気プログラムですが、時にカラオケ大会が行われることもあります。
その大会の中でも、年に1回の最も大きな大会として位置づけられているのが、“カラオケ王者決定戦”になります。
今年のカラオケ王者決定戦も例年通り丸2日間を使って開催されました。
1日目は、午前午後で予選を行ない、上位8人が2日目の決勝トーナメント進出
2日目午前は、1日目通過できなかった人たちと1日目参加できなかった人たちで敗者復活戦を行ない、上位4人が決勝トーナメント進出
2日目午後に、12人で決勝トーナメント
と、大がかりな形式で行なわれました。
機械の採点モードを用いて、点数が高い人がより上の順位となる、という形式で行なわれました。
TVのカラオケ採点の番組でもよく用いられる“DAM”の機械での採点で、音程バーやビブラート判定なども画面にリアルタイムで表示される形式です。
決勝トーナメント1回戦・準決勝を勝ち抜いた、Tさん(予選5位)、スタッフKさん(予選3位)、Fさん(予選1位)での決勝戦が行われました。
結果は…スタッフKさんの優勝でした。
上位3人の方たちには、メダル授与も行われました。
日頃のカラオケのプログラムは、採点モードなしで行なわれていますが、カラオケ王者決定戦前の1ヶ月弱は、採点モードを用いて練習を行なうことができる、という形式でプログラムが行われていました。
その期間、本番のカラオケ王者決定戦に向けて、いろいろな曲を採点で試す人、同じ曲を何度も歌って課題の解消に努める人、などがいらっしゃいました。
目標に向けて必要な努力を重ねていくということは、人生と重なりますが、症状が激しい時はそれも思い通りに行なえないところがあるのが、精神疾患の特徴となります。
アミーゴは基本的に症状が比較的落ち着いている人が通所する場であり、その中で目標や希望に向けて進む体験をできるというのは、リカバリー(回復)の重要な過程ともなります。
カラオケ王者決定戦で目標に向けて努力した経験を、今後の人生の中でも生かしてもらえたら嬉しいな、と私は感じた、今回のカラオケ王者決定戦でした。
精神科デイケア“アミーゴ”スタッフ
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